こんにちは。内科医キャンパーのオタコンです。
キャンパーの皆さんは、CB缶とOD缶って聞いたことがありますか?
キャンプ歴の長いわしにっとては朝飯前な質問じゃ。
長いのがCB缶で短いのがOD缶じゃろ?
う~ん、そうだね。
でも、具体的にどう違うのか説明できる?
うぐ・・・
キャンプ初心者の方はもちろんのこと、キャンプ歴の長いベテランの方でもきちんと説明できる方が少ないんじゃないでしょうか。
そこで今回は、CB缶とOD缶の具体的な違いを調べてみました。
この記事を読んていただくと以下のことがわかります。
- CB缶とOD缶の名前の意味
- それぞれのメリット・デメリット
- 結局どちらがおすすめなのか
◆そもそもCB缶とOD缶ってなんの略?
CB缶:Cassette gas Bombe缶(カセットガスボンベ缶)
ガス缶と聞いてまず思いつくのがこちらのCB缶だと思います。
一般的な家庭でも使用しますし、コンビニやスーパーでも売っています。
OD缶:Out Door缶(アウトドア缶)
丸っこくて太っちょな見た目の缶がOD缶です。
屋外(アウトドア)で使用することを目的として作られた缶です。
一般的な家庭ではあまり見ることがありませんよね。
◆CB缶のメリット
1.安価なためお財布に優しい
何かとお金がかかるキャンプ・・・
ガス缶なんかにお金をかけたくない!って人は多いんじゃないでしょうか?
CB缶の中でも性能によって価格はピンキリですが、比較的安価で購入できます。
安いものなら100均でも購入可能です。
2.どこでも買えるので準備し忘れても用意が簡単
皆さんもこんな経験ありませんか?
もうすぐキャンプ場ね!
わくわく
あ、ガス缶持ってくるの忘れた・・・
また!?
あれだけ忘れ物ないか確認したのに!
てへぺろ
僕は頻繁にやらかすので、怒られてばかりです。
でも、大丈夫!
CB缶はコンビニやスーパーでも購入可能です。
つまりキャンプ場に向かう途中でも準備ができます。
よく忘れ物をするうっかりさんも安心です。
3.家庭用のカセットガスコンロでも使えるので無駄になりにくい
買ったはいいけど、家ではほとんど使わないし、置き場所に困る・・・
ってことになりがちなのがOD缶です。
一方のCB缶は、一般的な家庭用のガスコンロで使用できます。
つまり、お家でお鍋をする時や焼き肉をする時に使用できるので、無駄になりにくいのです。
これなら奥さんから無駄な買い物をしたと怒られることも減るはずです。
◆CB缶のデメリット
1.OD缶と比較して、寒さに弱いので冬キャンプには使用しづらい(?)
ガス缶に詰められているガスの種類には3種類あり、寒さに強い順にプロパン>イソブタン>ノルマルブタンとなっています。
CB缶は、寒さに強いプロパンを多く詰められません。
そのため、寒さに弱いという弱点があり、冬キャンプや標高の高い場所でのキャンプには不向きです。
ただし、僕は気温0℃くらいの冬キャンプでイワタニの通常のCB缶を使用したことがありますが、問題なく使用できました。
心配な方は、寒冷地用のCB缶も販売されているので準備することをお勧めします。
2.OD缶と比較して、火力出力が弱い(?)
そもそもCB缶は屋内で使用することを想定されていません。
そのためOD缶と比較すると火力面でやや劣ると言われています。
が、正直違いはあまり感じたことがありません。笑
風などの影響は受けやすい可能性があるので、CB缶を使う際は風対策をしっかりしましょう。
CB缶対応で風防もばっちりなおすすめのガスコンロ紹介記事はこちらからどうぞ。
3.CB缶に対応しているキャンプギアが限定される
各社のアウトドアブランドから販売されているバーナーやランタンなどはOD缶対応のものも多いです。
自分が購入した、もしくは購入したいギアがどちらの缶に対応しているのかはしっかり調べておきましょう。
◆CB缶がおすすめな人
メリット・デメリットを踏まえると、CB缶はこんな人におすすめです。
- ガス缶にお金をかけたくない
- 忘れものが多い
- 家庭でもガスコンロをよく使う
- キャンプでもガスコンロで手軽に調理を楽しみたい
- 冬はあまりキャンプをしない
◆OD缶のメリット
1.アウトドア用なので屋外でも火力が安定する
OD缶はOut Door缶というだけあって屋外で使用することを想定されて作られています。
屋外でも安定した火力を出せるようになっているので、調理がスムーズです。
2.寒さに強く、冬キャンプに向いている
寒さに弱いCB缶だと、冬にキャンプをしていると火力が弱くなってしまうことがあります。
しかし、OD缶はCB缶と比較して寒さに強いと言われています。
その秘密は、先ほどお話しした、寒さに強いガスであるプロパンがOD缶は詰めやすいからです。
冬キャンプをしたいという方はOD缶の方が安心です。
3.コンパクトで収納しやすく、持ち運びも便利
OD缶は丸っこくてコンパクトなので、収納しやすく、持ち運びが便利です。
また、荷物を減らしたいキャンパーにおすすめなシングルバーナーはOD缶対応の物が多いので、軽量性を追い求める方には、OD缶がおすすめです。
4.OD缶対応のかっこいいキャンプギアが多い
キャンプの沼にハマってしまうと、あれやこれやとかっこいいギアが欲しくなります。
バーナーやランタンも例外ではありません。
しかし、ガス缶を使用する多くのキャンプギアはOD缶対応であることが多いです。
5.アウトドアらしい見た目
家庭でもよく使うCB缶をキャンプに持って行くと、キャンプサイトに「家」感が出てしまいます。
一方のOD缶は、アウトドアでしか使うことがないので、キャンプの非日常感を邪魔しません。
お家のことを思い出したくない人はOD缶がいいかもしれませんね。
◆OD缶のデメリット
1.キャンプ以外ではあまり出番がないので、家では邪魔になりやすい
また物が増えてるじゃない!
ごめん。
でも小さいから許して。
アウトドア用が故にキャンプ以外ではほとんど出番がありません。
もちろん自宅でシングルバーナーやガスランタンを使う方は問題ありませんが、多くの人はキャンプだけで使用するはずです。
キャンプでは大活躍ですが、家では置き場所に困ることがあります。
2.入手場所が限定されるので、急に準備するのは難しい
どこでも入手できるCB缶と違って、OD缶はどこでも入手できるわけではありません。
OD缶は、基本的にアウトドアショップで購入する必要があります。
キャンプ場に向かっている途中で気づいても、用意できない可能性があるので十分注意が必要です。
ただし、キャンプ場によっては売店で販売されていることもあるので、事前に確認するのもいいかもしれません。
3.CB缶と比較してやや高価
CB缶と比較するとやや高価です。
どうしてもガス缶にお金をかけたくない人は、CB缶対応の製品を使いましょう。
◆OD缶がおすすめな人
メリット・デメリットを踏まえるとOD缶はこんな人におすすめです。
- 安定した火力を求めている
- 冬もキャンプをしたい
- できるだけ荷物をコンパクトにしたい
- 色々な種類のバーナーやガスランタンを使用したい
- ガス缶にアウトドアの雰囲気を壊してほしくない
◆結論:所持しているギアによって使い分けよう
所持しているキャンプギアによって対応するガス缶は異なるので、使用するギアによってガス缶を使い分けなければいけません。
それぞれのガス缶のメリット・デメリットをしっかり理解して使うことで、キャンプがさらにたのしくなること間違いなしです!
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